このチャリティー漫画本の企画は震災翌日にはじまりました。
「自分たち漫画家にも、なにかできないか」
「応援イラストを描き下ろすだけじゃ、物足りない」
「やはり自分たちは漫画を描くしかない」
「急がなくていい。支援は長期戦になる」
「じっくり読切を描いて沢山の読者に届けよう」
ツイッターを通じてそのように志を同じくした漫画家と編集者が出会い、
ツイッターでの出会いと友人の輪だけで、メンバーが集まりました。
今も続々と集まっています。
今回、この運営組織に
『僕らの漫画』制作委員会、と名前をつけました。
内実は、有志漫画家2〜3人と、有志編集者2〜3人です。
おおげさなものではなく「言い出しっぺ」のグループです。
まずは全員が〆切を守って(笑)、形にして、販売して多くの読者に届ける。
そして、その収益を我々漫画を作る者たちの精一杯の思いとして被災地に送る。
なにより、面白い漫画を描きたい。読ませたい。
漫画は娯楽ですから、今すぐには必要ない人も多いかもしれないけど、
もうちょっとみんなが元気になったら、きっと必要になる時がくる。
長い道のりですが頑張ってまいります。
それまでどうぞお付き合いをお願いいたします。
2011年3月
『僕らの漫画』制作委員会